こんにちは。ラーメン一心の中村です。
今回は、富山ブラックラーメンの「麺」についてご紹介します。
目次
１．麺類にはどんな種類があるか知っていますか？
２．ブラックラーメンってどんな種類の麺をつかっているの？
３．ラーメン一心こだわりの自家製麺とは
１．麺類にはどんな種類があるか知っていますか？
ラーメンに欠かせない麺。この麺というのは一般的に小麦を練って棒状に細長く成形した食べ物の事を言うのですが、例えばこれを小麦ではなくほかの材料にしてみたり、形状を変えてみたりする事によって、ほかの種類の麺類として名称がつけられます。
こちらのブログを見てくださっているラーメン好きの皆さま、この機会に麺類の基本を知ってみてください。麺は食材の組み合わせ方・加工割合などによって別の名前が付きますが、おおよその麺の種類はそば、うどん、そうめん、ひやむぎ、きしめん、中華麺（ラーメン、やきそばなど）、マカロニ・スパゲティ、ビーフン（ライスヌードル）、春雨、冷麺の１０種類です。日本以外の麺類で考えてみるともっとたくさんの麺類が存在します。ブンというベトナム発祥のうるち米を主原料とした柔らかい丸麺や、フォーという水につけた米をひいてペースト状にした麺などがあり、「麺」の中にもたくさんの種類があることが分かりますよね。
この中の中華麺がラーメンに使われる麺なのですが、中華麺は主に水・かん水、小麦粉を使って作られる麺でこの中でも極細麺、細麺、中細麺、中太麺、太麺、極太麺など麺の直径による差やストレート、ちぢれ、平打ちなど太さ、形状によっての差があります。極細麺だと日本では博多ラーメンの麺としてよく使用されており、中太麺は札幌ラーメンに、極太麺は佐野ラーメン、喜多方ラーメン、沖縄そばなどに使用されておりご当地のラーメンそれぞれにスープだけでなく麺にも特徴があることが分かります。材料や形、硬さが違うだけでこれだけの差が生まれるなんて、麺類の奥深さが分かりますよね。
２．ブラックラーメンってどんな種類の麺をつかっているの？
ここまで、大分ざっくりと麺についてお話してきましたが、ここからはブラックラーメンの麺という話題について触れていきたいと思います。富山ブラックの麺は太く、少し固めの麺に仕上げているお店が多いそうです。富山ブラックは味が濃く、旨味の強いスープですから、太く硬めの麺の方がスープに負けず、バランスよく楽しむことが出来そうですよね。
一般的には細麺はつるつるとのど越しが良くすすりやすさと歯切れが良い食感が特徴で、スープとよく絡むため、淡麗系のスープによく使用されます。一方、太麺はコシが強くもちもちとした食べ応えのある食感が特徴で、麺の伸びにくくこってり系やつけ麺などの濃厚なスープと相性が良いといわれてます。このことからも富山ブラックはドロドロとした濃厚なスープとまではいかないものの、味がしっかりとしているため細麺よりも太めの麺が合うんですね。
ちなみにラーメンには加水率も大切になってくるんですが、加水率というのは製麺の際に 小麦粉に対する水の比率の事をいい、小麦粉を 100 とした場合、加水率 35％前後が一般的 で加水率が上がれば多加水麺、下がると低加水麺といわれます。多加水麺の特徴は食感がもちもちして、のど越しが良くあらかじめ水分を含んでいるためスープに入れても伸びにくくその分スープに絡みにくいのが特徴です。
低下水麺は食感が硬めで歯ごたえが良く、スープとの絡みがとても良いですが、加水率が低いのでスープを吸収しやすく伸びやすいのが特徴です。富山ブラックは少し硬めの麺が多いのは、この加水率が低めの麺を使ってラーメンを作っているお店が多いという事ですね。もちろんどの店舗でもご自身のこだわりのスープの美味しさを一番発揮できる麺にするため、毎日研究を重ねていると思いますので、どの麺が一番いいということはないと思います。
みんな違うけど、どのお店のラーメンもおいしい、これが一番いいですよね。
３．ラーメン一心こだわりの自家製麺とは
ラーメン一心では、化学調味料無添加・自家製麺にこだわったラーメンをご提供しています。自家製麺の麺は北海道産「ホクシン」など数種類の小麦粉をブレンドしたもので、加水率が低めでラーメン全体のバランスが良くなるように絶妙に調整しています。麺をすすると小麦がふんわりと香り、スープもしっかり絡みます。自家製麺ということで当店はスープだけではなく、麺にもこだわりを持って作っています。皆様に麺もスープも具材もすべておいしかったといっていただけるようこれからも研究を重ねてまいります。なのでこれから当店の富山ブラックをお楽しみいただく際は、スープや具材だけでなく、麺に関してもご興味を持っていただけたらと思います。
今回は、富山ブラックの「麺」についてご紹介させていただきました！！最後までお読みいただきありがとうございました！！
ラーメン一心 中村剛志